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| タイトル：いらっしゃいませ 素材：タミヤ1/35 ３chリモコン戦車「Ｍ１エイブラムス」 背景：近所のガソリンスタンド コメント： 「なんせはじめてフォトショップで合成作業したので、トホホな部分も多いですね（^^； よく見ると、折損したアンテナや、機銃の銃身は描き起こし（といっても１本の線）であったりします。」 パッチリコンテスト応募時のキャプション： 意外と知られていない事だが、相模原市は基地の町なのである。 朝鮮戦争の最中は修理する戦闘車両を乗せたトラックが国道16号を埋め尽し、ベトナム戦争最盛期には傷病兵を空輸するヘリコプターが数珠繋ぎになって、陸軍病院への着陸の順番待ちをしていたものだ。広大なキャンプは緑が豊富で、ウサギ小屋に暮らす庶民には目の毒であった。 現在はだいぶ返還されたとはいえ、かつての三菱の戦車工場は米軍の相模原補給廠として今も健在だ。旧日本陸軍が戦車をテストしていたという「戦車街道」は町田へ通じる山道に痕跡が残っている。 そんな相模原市での何気ない日常の一駒をスナップしてみた。場所は北里大学北病院横のマリー石油である。補給廠から試運転に出た修理済みの戦車はたいていここで燃料を補給するのだ。店員も慣れたもので、米兵の「マンタンネ！」の声にすかさず灯油を給油している。特にこのエイブラムスは１回に1900リットルも給油するので結構な売上になっているようだ。 ただ、今回写真を撮ってから気がついたのだが、車体後部から延びた束になったケーブルはＭＭ型戦車には見られないものだ。初期型の車体でもあるし、新装備のテストベッドに使われていたのかもしれない。そういえば、いつもなら陽気に店員とお喋りする搭乗員の姿が見えなかったのも気になるところである。 詳細は追って調査の上、報告させてもらう事としよう。 （ＣＧ合成部門銀賞・座布団賞） |